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うつをきっかけに似顔絵師になった男の、みんなを幸せにするための冒険の日々をつづったブログ。 鬱病のことや、イラストのことなど、いろんなことを書くよ。
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最近、テレビでマツコ・デラックスが「自己啓発は宗教と一緒」と言って、共感する人がたくさんって記事を見ました。
あとビジネス書も同じような感じがするものもありますね。
そもそも、この場合の宗教のくくりが、何かマイナスイメージに結びつきそうですが、宗教自体は特におかしなことでもなんでもないのです。
たまたま現代日本において、宗教の香りがあんまりにも薄くて、でもそれでも日本にも宗教は文化としていくらでも残っているし、神様にも仏様にも祈るわけです。
有史以来、人類が信仰なしで生きてきた期間のほうがよほど少ないわけですから。
そう考えると、「自己啓発が宗教みたいになっている」というのは、日本においてそれだけ信仰の力が弱くなっているということなのかもしれませんね。
昔は、人ならざる存在に救いを求め、そこに心の平穏を求めていたわけですが、現代ではもっと現実的なことに救いを求めないと生きていけないんです。
宗教とは心の杖です。
「神様がいるから、自分は大丈夫」ってやつです。
それが「この本を読んだから、自分は大丈夫」に変化したということだと思うのです。
でも、ポイントは「この本を読んだから」にとどまっている人が、実は一番多いのではないかってことなんです。
自己啓発で本を書いたり、セミナーを開催している人たちは、みんな実践して、成功して、自分の経験を商品にしている人たちです。
言うなれば実践者で、その人たちこそ、様々な本を読み、セミナーに行き、たくさん勉強をしてきた人たちなのですが、その人の言葉を聞いて、なんだか勉強した気になっている人が多いですよね。
そして、やたらと周りにその人の本を宣伝して回るとか、ちょっとうんざりします。
どんだけ尊敬する人に教えてもらっても、実践していればそのうち道は違ってくると思うんですよねえ。
その人のオリジナルの道ができてくるというか。
そこからが、その人の人生だと思います。
まだそれを感じていない人は、実践が足りないんじゃないかなあと思います。
たまに、一人の先生について、SNSとかでも自分個人のビジネスを、その人の名前を紹介しながら、書いている人がいますけど、そっちの方は本当に新興宗教のような香りがします。
人一人の知識は、いろんな人との出会いや経験からできているんですよね。
その出会った分の情報を「信仰」している。
「自己啓発は宗教」
別に構わないけど、距離は大切だと思いますよ。
むしろ、堂々と信じるものができるってのはいいことじゃないですか。